COMMENT モニターの声
- SIN DG 75モニターレポート
- ハンドル名 アトランティス 様 よりSIN DG 75のモニターレポートをいただきましたので、紹介させていただきます。
アトランティス 様 、本当にありがとうございます。
< 以下いただいたレポートです。>
・ハンドル名 アトランティス 様
・モニター時に使用したオーディオ機材の構成
CDP:ソニーCDP-XA55ES改(ディジタル出力のみに改造)
電源ケーブル:AET SCR/AC
AMP:サウンドデザインSD05(フルディジタルアンプ)
電源ケーブル:AET SCR/AC
SP :ジョセフオーディオRM25XL
SPケーブル:ワイヤーワールドATS5バイワイヤ
<コメント>
当方のシステムはシンプルで2つのコンポとSPという構成になります。
今回のモニター製品である『SIN DG 75』はCDトランスポートで読み取ったPCMデータをアンプに送り込む大動脈の役目になります。本システムは電源ケーブルそしてディジタルケーブルの質で出てくる音の音色や音場、表現までガラガラ変わってしまいます。そのためケーブル選びには時間がかかりました。
電源も色々試した末、SCR/ACに落ち着きました。ディジタルケーブルも銀や銅の単線や縒り線等色々試しましたが、定位置を奪取するに至らず、レギュラー争いは混沌としていました。直近は安価でシンプルな同軸ケーブルが自然な音で定位置に収まっていました。その環境下でSIN DG 75が入ってきたわけです。
・モニター時に聴いた音楽のジャンルと楽曲名等
クラシック
(交響曲や室内楽をメインに。2週間目はユニバーサルからリリースされているSHM-CDを中心に試聴)
ジャズ
(コンプやリミッターを使用していないCD(ウッディクリークやライブ録音)やワンポイント録音の自然な音場が収録されているCDを中心に試聴)
歌謡曲
(コブクロや平井堅等の比較的録音がよいCDを中心に試聴)
・モニター商品を使用する前と後で感じた「差」や聞き込んだ時に感じた感想
<従来使用の同軸ケーブルの音>
シンプルな同軸ケーブルは変な癖がなく音が素直にのびのび出てくる感じでした。
付帯音がないため各楽器の音がじゃまされず、情報量もはるかに高価なケーブルや銀単線よりも多いため、非常に満足度の高い音でした。
<SIN DG 75 接続直後> 情報量の向上
まず、接続時に驚いたのがプラグのバネの保持圧です。機器のコネクタ端子との密着度が尋常ではありません。簡単に差し込むことは不可能です。機器とプラグを両手でしっかり持ってゆっくりと挿し込まなければ入りません。もし機器側がやわな端子だと少し心配になりますね。削り出し端子や高品位な端子だと本当にしっかりとホールドされます。
このしっかり感と密着感は音に大いなる安定感をもたらしているものと思います。
さてその最初の一音ですが、従来の同軸に比べて圧倒的に静かな音でした。細かな音も多く聞こえてきます。音圧は少し下がりましたが、精緻というか音の定位が数えられるような状態です。この後のエージング進行に大いなる期待を持つ音でした。ただベールもしくは霧がかかっているように感じ、サウンドステージが遠くになり演奏の熱気や躍動感が抑えられ、ちょっと冷静になってしまいます。音場の広がりと躍動感は従来の同軸ケーブルが上でした。この日は今後の大いなる可能性と不安の両方を感じた試聴でした。
<SIN DG 75 接続12時間後> 圧倒的なS/N
通電状態にして12時間後の音は大きな変化が現れました。前日の音はパリッとしたハイエンドスーツを着たような音でしたが、そのスーツがさらにゴージャスになり、音数がさらに増え情報量はかなりのものになりました。今まで聞こえなかった音も聞こえます。
一番大きな特徴は奥行きの空間が圧倒的になってきたこと。このコンポシステムは空間再現性が非常に高く、従来の同軸ケーブルでも不満はありませんでしたが、この時点で奥行きはかなり深くなりました。聴き込むと単に空間が広がったのではなく、楽器とその周りの空間とのコントラストが向上したことが分かりました。つまり楽器周りのS/Nが今までと圧倒的に違います。そのため音の立ち上がりと立ち下がりの情報量が向上しているため、実感としての楽器の立体感や音場が広大になってきています。
ただオーディオ的要素は向上したものの、まだまだ霧は晴れず、音楽としての一体感は従来ケーブルにまだ及びません。勝手な想像ですが、この段階ではクラッドされているシルバーのフワッとした部分が強く出すぎているのかもしれません。
<SIN DG 75 接続24時間後> 変化の兆し
音数や音場的には12時間前とそれほど変わらないものの、ようやくかかっていたベールが1枚剥がれてきた印象です。とはいえキチッと着ていたスーツのボタンを外した程度でしょうか。まだまだ他人行儀な感じです(笑)あともう少しではじけるような期待が。。。
<SIN DG 75 接続50時間後> 目覚めのとき
説明に20~50時間のならし運転とありましたが、計ったように3日目(50時間後)に霧が晴れてきました。徐々に霧が晴れて、その下にある湖が見えてきた感じです。またその湖の透明度と周りにある山々との陰影が素晴らしいです。情報量と楽器の立体感や音場は前日段階でかなりのものになっていましたが、この霧が晴れて音楽の『色彩感』が聞こえてきました。SP周りの空間に音の細かい微粒子が埋め尽くされているのがハッキリ分かるようです。従来ケーブルや他のケーブルとは全く違う解像度・画素数。空間の密度が埋まり、演奏会場のような自然な音場と楽器の立体感と明確な定位が美しいです。
この変化はSIN/ACを使用した場合と非常に似ています。イコライズせずに全ての音をそのまま出すような音です。
<SIN DG 75 接続1週間後> 透明度の向上
最初の固さが取れて、一体感が出てきています。日々の大きな変化はなくなりましたが、まだまだ変化しているようです。透明度が日々上がっていくのを感じます。
<SIN DG 75 接続2週間後> 音楽の楽しさ
今日はこの2週間で湿度が最も低く部屋の空気が軽く感じます。湿度の影響もあるかもしれませんが、接続当初と比較してストレスフリーの音になっています。澄み切った音場に溢れる情報量の音がのびのびと鳴っています。特に音楽の熱気や躍動感が素晴らしく、変な艶を付けるのでなく、CDに入っている音そのものが楽しく美しく鳴っているようです。
<まとめ>
SIN/ACやSCR/ACを理解していたので何とか変化の予測もつきましたが、エージング後の変化はまさしくAETワールド全開ですね。透明感・情報量・立体感において圧倒的な性能を示していますが、今回一番驚いているのは、音楽が美しく楽しいということです。
SIN DG 75の特徴を一言で表現するならば、『音楽的に聞き惚れる音』になると思います。圧倒的な性能はその芸術性を支えているように感じます。
今回はモニターに選んでいただき、本当にありがとうございました。予想を超えた性能と芸術性に驚きました。今後大切にSIN DG 75 を使わせていただきます。数年後このディジタルケーブルを超えるAETの新型でまた驚かせてください。
今後とも宜しくお願いいたします。