STORY 開発秘話
- 開発秘話番外編 非公開版開発者突撃インタビュー 4
- あるオーディオ雑誌に掲載されたaetのインタビュー記事で、紙面の都合で公開出来なかった記事をWeb上で特別に公開させて頂いている開発者突撃インタビューの第4弾です。
他社とは正反対の開発メソッド
Q:aetの製品は、全て独創的ですが、何かノウハウがあるのですか?・・・
実は、一般企業とは正反対の開発メソッドを採用しています。
Q:それは、どのような?・・・
一般の企業は、自分たちの売りたいものがあり、それを宣伝して売って行きます。これを私達は「プロパガンダ式」と呼んでいます(世間ではプロダクトアウトと呼ばれる場合もあります)。それに対してaetでは、消費者のニーズに合わせた商品を開発します。これを私達は「マーケティング式」と呼んでいます(世間ではマーケットインと呼ぶ方法に似ています)。
Q:なんですか、それは?・・・
前者の販売手法は、実質的には布教活動と同じプロセスなので「プロパガンダ式」と呼んでいるのです。自分たちの売りたい技術や製品が有ります。それを売るために、様々な理由を付けて宣伝して、売ってゆく方法です。
Q:「信仰すれば様々な利益がありますよ!」と言う、古代宗教の布教みたいですね・・・
解りやすく言うと、そんなイメージです。しかし、この方式だと教義(製品)に合わない人たちは強い不信感を抱くので、多くの人たちの支持を得られないのです。
Q:アンチの人達ってどこでもいますよね・・・
それに対して、実はaetのユーザーにはアンチって、ほとんどいないのです。世界中、年齢や性別、音楽のジャンルを問わずにオーナーがいて、支持をされています。
Q:凄い教義を発明したのですか?・・・
いえ、逆です。教義を押しつけないで、消費者に近づいたのです。
Q:はて?・・・
マーケティングと言うと、最近誤解をされる方が増えていますが、何か売りたい商品を無理に売るメソッドではありません。「消費者の求める商品を売る」メソッドなのです。
Q:それはどのような? もっと具体的に・・・
人間には、心地良い物の共通点があります。体温なら36℃、血液の塩分濃度は8%と言った、人類共通の心地よさです。
音楽も一緒で、アンサンブルのサウンドバランスは一緒です。低音や高音だけ強調されている音楽って無いですし、良い演奏って、誰がきいても良い演奏ですよね。
Q:そうですね。良い楽器も同じです・・・
「良い演奏」に近づく為に技術や開発をするのが、aetが採用しているマーケティング式の開発メソッドなのです。これなら無理なく販売することができます。
さらに開発という観点から見ていくと、プロパガンダ式だと「音楽とはかくあるべきだ」と言うゴールに向かって行くので、出来上がったらとんでもなく奇妙な物に成ることが多いのです。それに対して、マーケティング式だと「多くの人が心地よいと感じる音とは」と言うゴールに向かって行くわけですから、結果が見えているのです。
Q:なるほど・・・
どんな名演奏家でも、エンディング無しに、ドミナントで終わったら奇妙な演奏です。aetはトニックに向かって曲の構成を考えるので、着地が確実なのです。皆さんは、aetのハイテク面を褒めてくださりますが、実は「失敗しない」開発手法をとっているので、へんな言い方かもしれませんが「後だしジャンケン」みたいなものなのです。
Q:売れて当たり前ですね・・・
しかも、皆が望んでいるものを売るのですから、摩擦がありませんし、クレームや不満の声も無いのです。お菓子屋さんって、殆ど苦情の来ない産業(賞味期限さえ守れば!?)なんですが、甘い物が欲しい人に、甘いものを売っているからなのです。aetは、良い演奏を求める人に、良い演奏に近づく手段を提供しているので、多くの方から支持をいただけるのだと思います。